iPhoneシリーズの新モデルであるiPhone8/8 Plus、スマホランキングで1位を獲得したこともあり、入手を検討している方も多いと思います。しかし、歴代iPhoneの例に漏れず、相変わらず高いですね…少しでも安く手に入れたいものです。
安く上げる方法として、MNP(番号そのままでキャリアのりかえ)がベストと言われて久しいですが、本当に今でもそうなのでしょうか?
確かに、MNPはキャッシュバックなどがあり、機種変更よりもおとくになるかもしれません。しかし、現在は総務省の規制が入ったため、極端な高額キャッシュバックは期待できなくなっています。
さらに、MNPはいろんな面でハードルが高いところがあります。たとえば、「キャリアメールアドレスが変わってしまう」「家族割がなくなる」「そもそも処理自体が面倒」など。このあたりを考えると、iPhone8のためとはいえ腰が重くなってしまうことでしょう。
一方の機種変更はというと、データ移行等々の作業は必要なものの、基本的には端末をかえるだけなのでMNPよりラクです。ということで、機種変更で安く済ませることができればベストでしょう。
ここではiPhone8そのものの紹介と共に、iPhone 8のおとくな機種変更について、4つのポイントに分けてご紹介します。
[もくじ]
ポイント1.iPhone8について
まずはiPhone8そのものについて、いろいろみてみましょう。
・スペックからみるiPhone8
先代のiPhone7および、もうひとつの最新機種であるiPhone Xとの比較です。中央の二つがiPhone8、iPhone8 Plusです。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
---|---|---|---|---|
容量 | 64GB 256GB | 64GB 256GB | 64GB 256GB | 32GB 128GB |
仕上げ | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ディスプレイ | Super Retina HDディスプレイ | Retina HDディスプレイ | Retina HDディスプレイ | Retina HDディスプレイ |
5.8インチ(対角)オールスクリーンOLED Multi-Touchディスプレイ3 | IPSテクノロジー搭載5.5インチ(対角)ワイドスクリーンLCD Multi-Touchディスプレイ | IPSテクノロジー搭載4.7インチ(対角)ワイドスクリーンLCD Multi-Touchディスプレイ | IPSテクノロジー搭載5.5インチ(対角)ワイドスクリーンLCD Multi-Touchディスプレイ | |
HDRディスプレイ | — | — | — | |
2,436 x 1,125ピクセル解像度、458ppi | 1,920 x 1,080ピクセル解像度、401ppi | 1,334 x 750ピクセル解像度、326ppi | 1,920 x 1,080ピクセル解像度、401ppi | |
1,000,000:1コントラスト比 (標準) |
1,300:1コントラスト比 (標準) |
1,400:1コントラスト比 (標準) |
1,300:1コントラスト比 (標準) |
|
True Toneディスプレイ | True Toneディスプレイ | True Toneディスプレイ | — | |
広色域ディスプレイ(P3) | 広色域ディスプレイ(P3) | 広色域ディスプレイ(P3) | 広色域ディスプレイ(P3) | |
3D Touch | 3D Touch | 3D Touch | 3D Touch | |
最大輝度625cd/m2 (標準) |
最大輝度625cd/m2 (標準) |
最大輝度625cd/m2 (標準) |
最大輝度625cd/m2 (標準) |
|
サイズと重量 4 | 高さ:143.6 mm | 高さ:158.4 mm | 高さ:138.4 mm | 高さ:158.2 mm |
幅:70.9 mm | 幅:78.1 mm | 幅:67.3 mm | 幅:77.9 mm | |
厚さ:7.7 mm | 厚さ:7.5 mm | 厚さ:7.3 mm | 厚さ:7.3 mm | |
重量:174 g | 重量:202 g | 重量:148 g | 重量:188 g | |
防沫性能、耐水性能、防塵性能5 | ○ | ○ | ○ | ○ |
チップ | 64ビットアーキテクチャ搭載 A11 Bionicチップ |
64ビットアーキテクチャ搭載 A11 Bionicチップ |
64ビットアーキテクチャ搭載 A11 Bionicチップ |
64ビットアーキテクチャ搭載 A10 Fusionチップ |
ニューラルエンジン | ニューラルエンジン | ニューラルエンジン | — | |
組み込み型M11モーション コプロセッサ |
組み込み型M11モーション コプロセッサ |
組み込み型M11モーション コプロセッサ |
組み込み型M10モーション コプロセッサ |
|
カメラ | 12MP広角カメラと12MP望遠カメラ | 12MP広角カメラと12MP望遠カメラ | 12MPカメラ | 12MP広角カメラと12MP望遠カメラ |
広角:ƒ/1.8の開口部 望遠:ƒ/2.4の開口部 |
広角:ƒ/1.8の開口部 望遠:ƒ/2.8の開口部 |
ƒ/1.8の開口部 | 広角:ƒ/1.8の開口部 望遠:ƒ/2.8の開口部 |
|
デュアル光学式手ぶれ補正 | 光学式手ぶれ補正 | 光学式手ぶれ補正 | 光学式手ぶれ補正 | |
光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム | 光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム | 最大5倍のデジタルズーム | 光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム | |
写真とLive Photosの広色域キャプチャ | 写真とLive Photosの広色域キャプチャ | 写真とLive Photosの広色域キャプチャ | 写真とLive Photosの広色域キャプチャ | |
クアッドLED True Toneフラッシュとスローシンクロ | クアッドLED True Toneフラッシュとスローシンクロ | クアッドLED True Toneフラッシュとスローシンクロ | クアッドLED True Toneフラッシュ | |
ポートレートモード | ポートレートモード | — | ポートレートモード | |
ポートレートライティング6 | ポートレートライティング6 | — | — | |
ビデオ撮影 | 4Kビデオ撮影 (24fps、30fpsまたは60fps) |
4Kビデオ撮影 (24fps、30fpsまたは60fps) |
4Kビデオ撮影 (24fps、30fpsまたは60fps) |
4Kビデオ撮影 (30fps) |
1080p HDビデオ撮影 (30fpsまたは60fps) |
1080p HDビデオ撮影 (30fpsまたは60fps) |
1080p HDビデオ撮影 (30fpsまたは60fps) |
1080p HDビデオ撮影 (30fpsまたは60fps) |
|
ビデオの光学式手ぶれ補正 | ビデオの光学式手ぶれ補正 | ビデオの光学式手ぶれ補正 | ビデオの光学式手ぶれ補正 | |
光学ズーム、最大6倍のデジタルズーム | 光学ズーム、最大6倍のデジタルズーム | 最大3倍のデジタルズーム | 光学ズーム、最大6倍のデジタルズーム | |
1080p(120fpsまたは240fps)スローモーションビデオに対応 | 1080p(120fpsまたは240fps)スローモーションビデオに対応 | 1080p(120fpsまたは240fps)スローモーションビデオに対応 | 1080p(120fps)および720p(240fps)スローモーションビデオに対応 | |
手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ | 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ | 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ | 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ | |
フロントカメラ | TrueDepthカメラ | FaceTime HDカメラ | FaceTime HDカメラ | FaceTime HDカメラ |
7MPの写真 | 7MPの写真 | 7MPの写真 | 7MPの写真 | |
ƒ/2.2の開口部 | ƒ/2.2の開口部 | ƒ/2.2の開口部 | ƒ/2.2の開口部 | |
Retina Flash | Retina Flash | Retina Flash | Retina Flash | |
写真とLive Photosの広色域キャプチャ | 写真とLive Photosの広色域キャプチャ | 写真とLive Photosの広色域キャプチャ | 写真とLive Photosの広色域キャプチャ | |
1080p HDビデオ撮影 | 1080p HDビデオ撮影 | 1080p HDビデオ撮影 | 1080p HDビデオ撮影 | |
ポートレートモード | — | — | — | |
ポートレートライティング6 | — | — | — | |
アニ文字 | — | — | — |
・iPhone8の特徴1:ガラスのボディ
ボディとはいっても「背面」の話です。
先代のiPhone7の背面はアルミ製でしたが、iPhone8は耐久性のあるガラスに変更されました。ガラスということでiPhone7より光沢感があり、高級感やなめらか感が増しています。アルミは柔らかいので傷がつきやすく変形もしやすいですが、ガラスは硬いのでその心配が減りました。
ガラスと聞くと「割れちゃうんじゃない?」と心配になりますが、iPhone8のガラスはスマートフォン史上最も耐久性のあるものなので安心です。
・iPhone8の特徴2:コアプロセッサ"A11 Bionic"
iPhone8には"A11 Bionic"という、スマホ界最強といってもよいチップが搭載されています。
A11 Bionicは2つの高性能コアと4つの高効率コアで構成されたプロセッサ(CPU)です。これはiPhone7に搭載されていたA10 Fusionチップと比べると、
- 高効率コアは最大70%高速に
- 高性能コアは最大25%高速に
なっています。
また、A11 Bionicには「ニューラルエンジン」という新開発のハードウエアが搭載されています。ニューラル(neural)とは「神経系」という意味ですが、このエンジンは、今はやりのAIや機械学習機能を見越したものとなっています。
A11 Bionicチップは、iPhone8の高性能を背負って立っていると言ってもいいでしょう。
・iPhone8の特徴3:Retina HD + True Toneディスプレイ
iPhone6から搭載され、高詳細を誇る"Retina HD"ディスプレイ。iPhone8にも当然搭載されています。加えてiPhone8では、"True Tone"が搭載されました。
True Toneとは、スマホ等のディスプレイが今置かれてる環境(屋外とか蛍光灯の下とか )に応じて、色の補正をする機能です。より本物に近い色合いが、どこでも楽しめるというわけです。
True ToneはiPhone8のカメラ・フラッシュの高性能化にも一役買っています。こちらはフラッシュ撮影の不自然さをなくします。撮影状況に左右されることなく、写真をより「見た感じ」に近づけることができます。
・iPhone8の特徴4:ワイヤレス充電対応
iPhone8はついに!ワイヤレス充電対応となりました。これまでiPhoneユーザーが慣れ親しんできた"Lightningコネクタ"はiPhone独自の仕様で、専用ケーブルが必須でした。
一方、iPhone8のワイヤレス充電はQi(チー)と呼ばれる国際規格に準拠していますので、ホテルやカフェ、空港などに設置しているワイヤレス充電マットで普通に充電できるため、より便利となります。
なお、AirPowerマットというApple純正の充電マットもリリース予定されています。
・iPhone8 (PRODUCT)RED™
iPhone8もRED製品へ仲間入りしました!見ての通り真紅なボディ。iPhone7(RED)™発売当時、「前面が白ってのが、ちょっと…」という意見をTwitterなどでよく見かけました。それを反映したのかどうかはさておき、iPhone8の前面は黒です!やっぱり、「赤+黒」のほうが締まった感じでかっこいいですね!
RED製品を買うと、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」という機関へ寄付することができます。ボランティア精神豊富なあなた、情熱の赤が大好きというあなた。iPhone8(PRODUCT)RED™を検討候補へ、ぜひ!。
・iPhone Xと比べると、どうなの?
iPhone XはFace ID(顔認証)の搭載やホームボタンがないなど、これまでのiPhoneとは一線を画した内容となっています。一方のiPhone8はというと、CPUその他の性能は大幅にアップしたものの、操作感で考えるとiPhone7を引き継いだと言ってよいものです。サイズ的にもよく似ています。
従来のiPhoneに慣れ親しんでいて操作感が変わることに抵抗がある方には、iPhone8をおすすめします。きっと、なんの抵抗もなくすんなりと受け入れることができるでしょう。
ポイント2.機種変更はオンラインショップがおすすめ!
iPhone8への機種変更を考えた時、真っ先に思い浮かべるのはソフトバンクショップなどのキャリア直営ショップでしょうか。あるいは、ポイント狙いでビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店にしようかとお考えかもしれませんね。
ところがこの選択肢、ベストとは言えません。
ぜひ、「キャリアオンラインショップ」を検討候補に入れてください!キャリアオンラインショップとは
といった、キャリア直営の通販サイトのことです。iPhone8みたいな高いもの、ネットなんかで買っていいのかな…と、不安を覚える方も多いとは思います。
しかしこのオンラインショップ、そんな不安を払拭するほどのメリットがあります!ここからはそのあたりを説明します。
・メリット1:頭金ゼロ!
iPhone8の機種変更をショップや家電量販店でしたとしましょう。このとき、必ずと言っていいほど「頭金」というものを支払うことになるでしょう。
実はこの「頭金」、世間一般常識のそれとは明らかに異なります。その内容は「ショップへの手数料」と言ったほうが語弊のないもので、iPhone8の代金とは全く関係のないものです。その証拠に、一括支払いでiPhone8を購入しても「頭金」はしっかり取られるはずです。なんでこんな名称にしたんでしょうかね。
額はというと、平均して2,000~5,000円ほどします。ショップにも事情があるでしょうし、このことを否定するつもりはありませんが、できれば払いたくありませんね。
一方のオンラインショップはというと、頭金は一切発生しません!iPhone8への機種変更をオンラインショップにするだけで、数千円の削減です。これは大きいと思います。
・メリット2:不要なオプションへの加入、不要
携帯の契約形態というのは、本当に複雑でややこしいものです。中でも、「オプション契約」というものは特にそうです。
ショップでケータイやスマホを買う時、知りもしないオプションの説明をされて、加入を促された経験はないでしょうか。iPhone8を機種変更するときだって、きっと同じことになると思います。
営業成績を少しでも上げるため、ショップとしてはこういうオプションに少しでも加入させたいのです。契約してもらうためにいろんな手段を駆使して、何とか加入してもらおうとします。「あとで解約してもらったらいいですから」と言われ、「だったら、まあいいか…」と、何となく加入したのでは。後から解約しようにも解約ページに辿りつけず(大抵、さっと見つけられる場所にありません)結局そのままとか、そもそも契約したこと自体忘れてた!等々…そんなものです。
ショップによってはこういうオプションを盛りだくさん、たとえば10個とか、付けてくることもあるようです。なんだかうんざりしますし、そういうのを断るのは苦手で…という方もいらっしゃるでしょう。
オンラインショップの場合、こういった営業をしてくることはありません。欲しいと思ったオプションは自分で付けます。面倒な交渉がいらないので、気がラクですね。
・メリット3:プランを自由に選択できる
iPhone8に機種変更するとき、ショップだと店員さんがいろいろアドバイスしてくれますよね。最近はユーザーさんの意向を聞いて適切なプランを勧めてくれる店員さんも増えてきましたが、もしかしたら、自分の用途以上の高額プラン・大容量プランを勧めてくるかもしれません。
自宅にWi-Fiがなくて、なおかつ動画やマンガアプリをしょっちゅう見ます!という方でしたら、今はやりの20~50GBといった大容量プランでもいいかも知れません。逆に、Wi-Fiがメインで出先ではLINEやメール程度、という場合は、せいぜい5Gもあれば事足りるはずです。
キャリアが用意しているプランの中には小容量のものもありますが、ショップだとなぜかそれが選べないことがあります。また、店員さんも容量不足になるよりはいいのではという親切心で「多めの方ががいいですよ」と提案してくれることもあるでしょう。その道のプロにそう言われれば「確かに…」と、なってしまうのではないでしょうか。
キャリアオンラインショップでは、自分で決めたプランを選択することができます。もちろん多少の勉強は必要ですが、自分で納得したプランを選ぶことができるのはよいことです。なんとなく勧められたのではなく自分で決めたことなので、頭にも残りやすいでしょう。結果的に契約を意識した利用となり、無駄遣い防止につながると思います。
各社オンラインショップでは、料金シミュレータが用意されています。色んな条件で月額の確認ができるので便利です。どうしてもわからないときは、オンラインチャットが用意されていますので質問してみましょう。
これらのうち、3.のauピタッとプランは若干特殊ですので気を付けましょう。きっと、他とくらべると異様に安い結果が出ると思います。
これは「データ使用量:月1GB以下」という条件が自動設定されているからです。通常、月当たり1GBで抑えられることなどまずありません。同ページ内に、1GB以上使った場合の別表があるので確認しましょう。現実的なGB数で見てみると、他と似たり寄ったりな金額となります。
・メリット4:時間がかからない
iPhone8の機種変更をショップでやろうとしたときの、ショップへ行く曜日や時間帯を考えてみましょう。週末や仕事帰りにならざるを得ない方も多いでしょう。その辺の事情は皆さん同じなので、ショップはきっと混みあうでしょう。待望のiPhone8のためとはいえ、ひたすら待つのはつらいですね。
待ち時間だけではありません。手続き自体にも時間がかかります。必要な手続きの他、先に述べたようなオプションの説明を聞いたり、料金プランの交渉をしたり…いろいろあります。また、最近は「販売者はお客様に重要事項を説明しなければならない」という義務があり、ここでも小一時間かかります(たいていこういうのって、聞いてても頭に入って来ないですけどね)。
キャリアオンラインショップならどこへも行かず、いつでも契約できます。必要なのはちょっとの時間とネット環境だけです。深夜早朝、関係ありません。基本的に順番待ちもありませんから、スムーズに処理が進みます。純粋な処理時間だけで考えると、機種変更でしたら10分程度で済んでしまいます。
・メリット5:在庫が多い
キャリアオンラインショップはキャリア直営なので豊富な在庫があります。iPhone8のような人気機種であっても、長時間入荷待ちとなることが少ないです。
ショップは売れ残りを心配してか、そんなに多くの在庫を持っていません。ですので、欲しいカラーやストレージ容量のモデルが在庫切れ、といったことが頻繁に起こります。ショップへ取り置きをお願いするもの一つの方法ですが、この場合は「そのショップで必ず買う」ことが前提となることが多いうえ、結局いつ入手できるのか、わからないときもあります。
キャリアオンラインショップの場合、ネット上で在庫確認できるだけでなく、万が一の在庫切れの際でも次回入荷予定がはっきりしていることがほとんどです。先が見えるというのはいいことです。
・デメリット:実機にさわれない
オンラインショップでの機種変更は結局のところネット通販です。当然ながら、購入前にiPhone8をさわって確かめることはできません。iPhone8は高額スマホですし、そんなものを一切触らずに買ってしまうのは躊躇することでしょう。Androidからのりかえしようと考えている場合はなおさらです。iPhoneとAndroidをくらべると、いろんなところで感覚が全く異なります。
やはり、前もって実機に触れておくべきでしょう。何かのついでにショップのデモ機に触れみるとか、知り合いのものを少し触らせてもらうとか。ちょっとした手間をかけるだけで安心できると思います。
ポイント3:機種変更のキャリアキャンペーンを活用する
各キャリアで展開されているキャンペーンを活用して、iPhone8への機種変更を少しでも安くしましょう!
・ソフトバンクオンラインショップのキャンペーン
半額サポート for iPhone
iPhone8がなんと、月々560円~で入手可能!iPhone8以外に、iPhone Xでも適用できます。
とてもいい話ではありますが、条件をよくよく確認しましょう。要約するとこんな感じです。
【適用条件】
- iPhone8を48回払いで購入
- iPhone8から次の機種変更時(契約後25ヶ月目以降)、iPhone8をソフトバンクへ返却する
- 次の機種変更時、「半額サポート for iPhone」を継続するか、「機種変更先取りプログラム」を契約せねばならない
- 3.の機種変更時、選べる端末はソフトバンク指定のもののみとなる。
上記を満たすことで、48回払いのうち、25~48回目の支払いが免除されます。つまり、大雑把にいうと半額です。ただしこのキャンペーン、赤字のところがそうなのですが、縛りがきついです。
1.と2.はまあいいとして、問題はその後。3.は「ずっとソフトバンク」を強制されているのと同じことです。継続しないと25~48回目の支払いが復活します。つまり、iPhone8が半額じゃなくなります(定価に逆戻り)。4.に至っては2年後に使うスマホをソフトバンクに指定されてしまうことに等しく、これはちょっとイヤですね。まあ、iPhoneの最新機種が指定から外れることは無いと思うので、それでいいのならあまり問題にならないかも知れないですが…
なお、「機種変更先取りプログラム」はAndroid端末向けのキャンペーンですが、内容的には半額サポート for iPhoneとほとんど変わりませんので、縛りのすごさは同じです。
下取りプログラム(機種変更)
iPhone8へ機種変更する際、今使っている端末をソフトバンクへ下取りに出すことで、最大48,000円(iPhone7 Plus)の割引です。割引額は下取り端末によって異なりますが、大抵のものは対象となっています。上記の「半額サポート for iPhone」と併用すれば、初月~24回目の支払いはこの割引額を適用、25~48回目の支払いは半額サポート for iPhoneの適用で、iPhone8の実質費用を大幅に下げることができます。
ただし、半額サポート for iPhoneに加入すると、先に述べた縛りが付いてきます。
ワンキュッパ割
最初の1年は-2,457円/月、2年目以降は-1,457/月の割引が受けられるキャンペーンです。対象機種限定ですが、iPhone8は対象機種となっています。適用条件は下記となっています。
【適用条件】
- 新スーパーボーナスでiPhone8を購入する。
- スマ放題、スマ放題ライトのいずれかに加入し、データプランは「データ定額ミニ(1GB)」へ加入する。
- 契約者年齢は12歳以上。
契約にあたっては2.を頭にいれておきましょう。Wi-Fiを上手に活用しないと、月1GBなど、あっという間になくなります。外出先での動画厳禁!くらいに思っておきましょう。
おうち割 光セット
softbank光などのソフトバンク系光通信とソフトバンクのスマホ、タブレット、ガラケーを契約することで、スマホ・タブレットなら一台あたり-1,000円/月、ガラケーなら-500円/月の割引が得られます。「家族内」という制限があるものの、離れて暮らしていてもOKで、縛りは緩いです。
自宅用Wi-Fiが同時に確保できるので、上の「ワンキュッパ割」との併用がおすすめです。
おうち割 でんきセット
ソフトバンクの「おうちでんき」を契約+ソフトバンクのスマホ、タブレット、ガラケーを契約で、各端末毎で月額割引となります。割引額は月々-100円/台と、おとなしめです。なお、おうちでんきをサポートしていない地域(北海道や九州、離島)は残念ながら対象外です。
・au Online Shopのキャンペーン
iPhone交換プログラム
iPhone8に機種変更する際、今使っているauのスマホ、ケータイ、タブレットを下取りに出すと、下取機種に応じたau WALLETポイントがもらえます。さらにiPhoneの場合は、同時に最大5,000円のキャッシュバックも付いてきます。対象機種はiPhone8、iPhone8、iPhone7(Plusを含む全容量)です。
アップグレードプログラムEX
iPhone8へ機種変更時、iPhone8の支払いを48回払いとして、「アップグレードプログラムEX」に加入すると、2年後の機種変更の際、25~48回目のiPhone8支払代金が無料となります。ソフトバンクの半額サポート for iPhoneとよく似ています。
ただし、縛りもよく似ています。2年後の機種変更時にアップグレードプログラムEXを継続契約しないとキャンペーン自体が無効になり、25~48回目の支払いが復活します。ずっとauで行くつもりなら問題ありませんが…
ピタッとプラン
データ使用量に応じて、データ通信料が段階的に変化するプランです。月々のデータ量管理がしっかりできれば、かなりお得になります。
月末に仕切られたデータ量を超過すると、ほんの数日のために月額が跳ね上がることになります。このプランは、日々ののデータ使用管理能力次第で安くも高くもなります。
・ドコモオンラインショップのキャンペーン
家族まとめて割
同一シェアグループ内で、iPhone8を含む対象機種を2台以上購入+「シェアパック」加入で、最大5,184円還元されます。
シェアパックとは一定量のデータを家族で分け合う契約形態で、内容は下表のとおりです。
パケットパック名称 (利用可能データ量) |
月額定額料 | 利用可能データ量シェア可否 | パケット繰越可否 | ずっとドコモ割(15年以上) |
ウルトラシェアパック100(100GB) | 25,000円 | ○ | ○ | -2,500円 |
ウルトラシェアパック50(50GB) | 16,000円 | ○ | ○ | -1,800円 |
ウルトラシェアパック30(30GB) | 13,500円 | ○ | ○ | -1,200円 |
シェアパック15(15GB) | 12,500円 | ○ | ○ | -1,200円 |
シェアパック10(10GB) | 9,500円 | ○ | ○ | -1,000円 |
シェアパック5(5GB) | 6,500円 | ○ | ○ | -800円 |
下取りプログラム
現在使っているiPhoneやAndroidスマホ、タブレットやガラケーを下取りに出すと、機種に応じたdポイントをもらえます。最高額はiPhone7 Plusの38,000円。画面割れでも買い取ってもらうことができ、この場合の最高額はiPhone7 Plusの11,400円です。Appleでの買取が、画面割れ品は問答無用で0円であることを考えると、なかなか親切です。
iPhone8は高価ですし、前に使っていたスマホを取っておいたところで結局は眠らせるだけとなりがちなので、ぜひ活用しましょう。
なお、機種変更の場合は基本的にdポイント返しとなっています。
機種変更応援プログラムプラス
「機種変更応援プログラムプラス」はiPhone専用のキャンペーンです。もちろん、iPhone8も対象です。
一定期間内、月額(300円/月)を払うことで、24ヶ月の端末代金支払い終了を待たずして機種変更ができます。13ヶ月目から(つまり1年ごとに)機種変更ができるようになるので、新型iPhoneを毎年ゲットしたい!という方にピッタリです。
機種変更時は今使っている端末をドコモへ返却せねばなりませんが、返却機種に応じた割引ポイントをもらえます。
【加入条件】
- 対象機種を購入すること ※iPhone8は対象機種です。
- Xi(クロッシイ)契約をすること
Xi(クロッシイ)とは、NTTドコモが提供のLTE通信サービスのことです。厳密に言うと少し違いますが、「スマホやタブレットにおける、ドコモとの通信契約」というイメージで差し支えありません。
ポイント4.MNP引き止めポイントをもらおう
「MNP引き止めポイント」をご存知でしょうか。他社へのりかえするときに必要となる、「MNP予約番号」というものを入手する目的でMNP受付窓口へ電話すると、オペレータが発行してくれる機種変更用の割引ポイントのことです。
取得したポイントはiPhone8への機種変更に使うことができます。ただし、必ず入手できるかどうかわかりません。もらえるポイント数も一定ではなく、そのときどきで変わってきます。
キャリアはなぜ、引き止めポイントを発行するのか
携帯キャリア各社は、自社のシェア獲得・拡大を常に意識しています。大きなシェアを獲得すれば業界の主導権を握れるからです。これは携帯に限ったことではなく、どの業界でも言えることです。
携帯電話の場合、日本はもはや1億総ケータイ時代であり、新規ユーザ開拓をしようにも上限が見えているという事情があります。ですので、新規ユーザ獲得が大事なのはもちろん、それ以上に「既契約者を他キャリアへ流出させない」ことが重要となってきています。たとえば、一人のユーザーがA社からB社へのりかえすると、A社は-1、B社は+1で、一気に2ポイント差がつきます。これが続出すると、自社のシェアは急落します。
携帯キャリアにとって、既ユーザーの大量流出はなんとしても防がねばならないことです。そういう理由で、MNP引き止めポイントを発行し、なんとか機種変更で思いとどまってもらおうと奮闘しているわけです。
・もらえるポイント数ってどのくらい?
MNP引き止めポイントの具体的な数字がどうやって決まるのかは、オープンな情報もなく不明です。
ネット検索すると「3万ポイントもらえた」といった情報が出てきますが、これは各社がMNP合戦を繰り広げていた数年前の話で、現在は総務省の規制がはいったこともあって、そこまで派手な展開は望めません。せいぜい1万ポイントもらえれば上出来、という感じです。
結局のところ、「確実に○○ポイントもらえる」というものはありません。たくさんもらえることもあれば、もらえないこともあります。ただ、「失敗しても何ら損しない」というのは間違いないので、ダメ元で試してみる価値はあります。もらえればラッキーです。
・具体的な方法
大事なのは「MNPをします」と意思をはっきり伝えることです。たとえそのつもりがなくても、です。ちょっとした交渉事であるという認識を持ちましょう。いきなり「ポイントをください」など言ってしまうと、もらえるものも貰えなくなります。オペレータがポイントの話を切り出すまで我慢です。
・3キャリア共通:電話する
- 各キャリアのMNP予約番号発行元へ電話します。各キャリアの番号は下記の通りです。曜日や時間帯によっては、混みあうこともあります。
各社携帯から | 一般電話から | 音声案内が来たら | |
ソフトバンク | *5333 | 0800-100-5333 | 「2」→「1」→「#」→契約時の暗証番号(4桁) |
au | 157 | 0077-7-5740 | 「3」→「2」 |
ドコモ | 151 | 0120-800-000 | 「4」→「2」 |
- オペレータに、「MNP予約番号を発行してください」と伝えます。
- 「差支えなければどちらへ転出おつもりかお教え願います」と尋ねられます。ここは無難なところで3キャリア(ソフトバンク、au、ドコモ)のどれかを言っておけばよいでしょう。
- MNPしたい理由を尋ねられます。「のりかえの方が安い」「機種変更が思ったより安くない」といった感じで、とにかく「機種変更より、他の方法が安い」ことを伝えます。
- 「どの機種をお考えでしょうか」と聞かれることがあります。この場合は素直に「iPhone8」と答えてよいでしょう。iPhoneはどのキャリアも取り扱っているので、iPhone系を出した方が無難な気もします。
- 「もし当社に残っていただけるのならポイントを発行できるのですが」と、オペレータより提示があれば成功。MNPをやめてポイントをもらう旨伝えます。
なお、ポイントをもっとつりあげようとネゴしても、成功した例は聞いたことがありません。やめておきましょう。
・もらえなかった時
MNP引き止めポイントの話が最後まで出てこず、結局もらえないこともあります。このときは「考え直します」と電話を切ってもかまいませんが、MNP予約番号を取ってしまうのもありです。
MNP予約番号は、その先の処理をしないまま15日経過すると無効になります。MNP予約番号を取ったら、必ず解約せねばならないというわけではありませんのでご安心ください。放置しておけばよいです。
1回目はもらえなかったけど2回目で成功したという例はよく聞きます。時間をおいて再トライしてみましょう。
・各社の特殊事情
MNP引き止めポイントの細かい事情は、キャリアによって異なりますので、簡単に説明しておきます。
ソフトバンク:「ウロウロポイント」
契約者用のページである「My Softbank」のMNPページに行って解約の手続き(フリ)をするだけで、157からポイント付与の連絡(ショートメッセージ)が来ることがあります。MNPページを行ったり来たり(うろうろ)するさまから「ウロウロポイント」と呼ばれています。
なお、My Softbank上から解約手続きを完了することはできません。解約の手続きは、電話しなければできないようになっています。ですので、MySoftbank上で何をやっても解約となってしまう恐れは全くありません。ご安心ください。
au:「au WALLETポイント」
ソフトバンクおよびドコモでは、MNP引き止めポイントは機種変更にしか使えません。しかしauでは、もらったポイントがau WALLETポイントとなるため、その気になれば機種変更以外のことに使えてしまいます。
とはいえ、MNP引き止めポイントはあくまでも機種変更への補助としてキャリアがくれるものです。他の用途に使うのは、いくらなんでもルール違反な気がします。今後、本当に必要となった時にもらえなくなるのも困りものです。やめておきましょう。
ドコモ:「事前にわかる」
ドコモでは、自分がMNP引き止めポイントがもらえるのかどうかが、電話しなくてもわかるようになっています。「My docomo」のお客様サポートページから、「各種手続き」→「MNP予約番号発行」へ進み、ポイントの記述があればもらえる資格があります。
ここでもらえるとわかったら、改めて電話して「ポイントください」と言うだけでOKです。交渉事は一切不要。気がラクです。電話しないと有効になりませんので注意してください。
【補足】ドコモのMNP引き止めポイントは「151クーポン」と呼ばれることが多くなっています。ネット検索のキーワードは、こちらの方がいいかもしれません。
まとめ
iPhone8の紹介と、おとくに機種変更する方法について説明しました。
iPhone Xが斬新な機能や操作方法を取り入れたのに対し、iPhone8は従来のiPhoneを踏襲した形となっています。基本的なスペックはどちらも高いので、能力不足という心配は全くありません。自分にしっくりくる方を選べばよいと思います。
機種変更をおとくに済ませるポイントは、なんといってもオンラインショップの活用とMNP引き止めポイントの取得です。誰にでもできる方法ですので、ぜひトライしてみてみましょう。キャンペーンは目先のことにとらわれず、今後のこともよくよく考えた上で使うとよいでしょう。
最近の傾向として、3キャリアにおいてはMNPを控えめにし、既存ユーザーの確保に注力している姿勢がみてとれます。MNPしても、以前ほどの強力なキャッシュバックを得られなくなってきています。まずは手続きがラクな機種変更を検討してみましょう。