総務省の統計調査によるとスマートフォンの普及率は72%に及びます。誰でも気軽に情報を得られるスマホは、現代の必須アイテムですね。
最近では、ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリア以外にも、安さを売りにした「格安SIM」のCMや広告を見る機会が増えて来ました。「通信料を抑えるためには、格安SIMが良いと聞くけれど。どうやって選べばいいの?」と、お悩みの方も多いのでは?そこで今回は、「格安SIM」の選び方と使い方についてご紹介します。
●「格安SIM」て、そもそもなんだろう?
「格安SIM」について説明する前にSIMカードについておさらいしましょう。SIMカードとは、スマートフォンや携帯のいわば「魂」です。カードには固有のID番号が割り振られ、これを本体にセットすることで初めて誰のものか認識出来るようになるのです。
「格安SIM」とは大手キャリア以外の通信事業者サービスを受けれるものです。ほとんどの通信事業者が大手キャリアの回線を利用してサービスを利用しているため、これといった心配はありません。また、自由に事業者を選べることから、契約期間の縛りを受けたくない、海外で現地の通信事業者を利用する予定があるといった方にはSIMフリーがおすすめです。
SIMフリーの端末なら、特定のキャリアに限らず、世界中で対応GSMネットワークを自由に選んで利用できるというメリットがあるのです。
●格安SIMのサービスが受けれる事業者は?
主な事業者としては、DMM、ぷらら、OCN(モバイル ONE)、パナソニック(Wonderlink)、BIGLOBE、NifMo、楽天モバイル、hi-ho、日本通信(b-mobile)、IIJmio、U-NEXT(U-mobile)KDDIバリューイネイブラー(UQ mobile)ケイ・オプティコム(マイネオ)等がありますが、新規参入事業社は年々増加しています。
●格安SIMで人気のプランを比較
通信事業者によって、さまざまなプランがあります。何を優先するか比較しながら、あなたにとってより良い業者、プランを選びましょう。
①速度面で比較
例えば、3Gのプランであれば、DMMの月額1500円プラン、IIJmioの月額1200円プラン(通話付)などに人気が集まっているようです。実際、速度面は大手キャリアと比較するとやや劣りますが、大きなストレスを受けるという程ではないです。
②価格面で比較
通話も通信量もほとんどないという方には、DTIや楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイルを例に挙げるとデータSIM月額525円〜 通話SIM月額1250円〜というプランがあります。これなら、最安525円で利用できるのでとてもお得ですね。
通信が2~3GBくらいの方なら、BIGLOBEのプランがおすすめです。音声通話+通信プラン(3G)なら、通話と通信両方でも月々1600円から利用することができます。
常にネットに接続しているヘビーユーザーは、DMMの20Gで4860円+通話料のプランがいかがでしょう。大手キャリアのプランと比較してみても、20Gでこの価格はかなり低価格と言えます。
いくつか紹介して来ましたが、速度面や価格面など優先したい事項によっておすすめのプランも変わってきます。利用する業者との相性もあるので、何社も比べて契約前にしっかり確認しておきましょう。
●格安SIMで注意したいこと
ところで、格安SIMにも良い点ばかりではなく注意したい点が当然あります。どのような点に注意すべきでしょう。
①通話料
30秒ごとに20円と、多少高額な設定になっていますが、LaLaCallの固定電話へは3分で8円、携帯電話へは1分18円というプランや、楽天でんわの30秒で10円プランなどの通話プランもあるので、通話の多い方はチェックしておくと良いでしょう。
最近は無料の通話アプリもありますで、通話プランを利用しないという選択肢もあります。SkypeやLINEなどの通話アプリをインストールしておくこと良いでしょう。
②メールアドレス
また、格安SIMではキャリアメールは利用できませんが、通話にも利用できるSkypeやLINEでのチャットで代用できますので、特に問題はないと考えられます。
③初期設定
他にも、初期設定が面倒だという声もありますが、もちろん操作マニュアルも用意されていますので、手順を正しく行えば特に難しいことではありません。
まとめ
格安SIMにはメリットもデメリットもありますが、デメリットはどれも代用ツールやプランが用意されていますので心配には及びません。
多少デメリットがあっても、費用は安い方がいいという方や、契約の縛りや海外での利用などでもっと自由にスマートフォンを利用したい方にとってはとてもお得だといえます。
新規事業者が続々と参入して来ている今、格安SIMに換えるのにはとても良い機会ではないでしょうか。気になる業者のWEBサイトでシュミレーションしたり、カスタマーセンターに問い合わせて、比較検討してみましょう。あなたにとってよりよいプランは必ずあるはずです。楽しい格安SIMライフを送りましょう。
格安SIM比較表
MVNO名 |
最安値プラン価格 |
5GBプラン価格 |
特徴 |
(docomo系) |
¥700 (449MBまで) |
¥2,000
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【 |
¥1,140 ライトプラン |
¥1,210 |
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【楽天モバイル】 |
¥1,250 ベーシックプラン(200Kbps、データ量無制限) |
¥2,150 |
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【BIGLOBE SIM |
¥1,400 (1GB) |
¥2,150 (6GB) |
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【mineo |
¥1,310 (au) ¥1,400 (docomo) (500MB) |
¥2,190 (au) ¥2,280 (docomo) |
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【 |
¥1,580 (3GB) |
¥1,980 |
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【 |
¥1,600 (3GB) |
¥2,220 (6GB) |
|
【 |
¥1,600 (3GB) |
¥2,300 |
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【OCN モバイル ONE |
¥1,600 (110MB/日) |
¥2,150 |
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【UQモバイル |
¥1,680 (3GB) |
¥2,680 (500Kbps、データ無制限) |
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