スマートフォンが普及しはじめた最近、CMや電車の中吊り広告、PCに詳しい人同士の会話等で「格安SIM」という言葉を聞く機会が増えてきています。
「格安SIMと言っても何を基準に選べばいい?」なんてお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、この格安SIMの選び方、使い方についてご紹介します。
■そもそもSIMって?
まずは簡単にSIMについて説明しましょう。
SIMは、対応しているワイヤレスネットワークの通信事業者の中からユーザーが自由に選んで使用することができます。
契約期間の縛りを受けたくない、海外で現地の通信事業者を利用する予定があるといった方にはSIMフリーがおすすめです。
SIMフリーの端末なら、特定のキャリアに限らず、世界中で対応GSMネットワークを自由に選んで利用できるというメリットがあるのです。
■取り扱い事業者は?
主な事業者としては、以下があげられます。
DMM、ぷらら、OCN(モバイル ONE)、パナソニック(Wonderlink)、BIGLOBE、NifMo、楽天モバイル、hi-ho、日本通信(b-mobile)、IIJmio、U-NEXT(U-mobile)等
■おすすめプラン例
業者によって、さまざまなプランがあります。
優先したい項目を比較しながら、あなたにピッタリの業者、プランを選びましょう。
まずは、速度面に注目して比較してみましょう。
利用者の口コミや評判を見てみると、3Gのプランであれば、DMMの月額1500円プラン、UQの月額1680円プラン、IIJmioの月額1600円プラン(通話付)などに人気が集まっているようです。
実際、速度面は大手キャリアと比較してしまうとやや劣るものの、大きなストレスを受けるという程ではないでしょう。
次に、価格面で比較してみましょう。
通話も通信量もほとんどないという方なら、DTIや楽天モバイルがおすすめでしょう。
楽天モバイルなら月額525~2,960円 + 通話プランがというプランもあるようですので、最安525円で利用できるのはとてもお得ですね。
通信が2~3GBくらいなら、BIGLOBEのプランがおすすめ。
音声通話 + 通信プラン(3G)なら、通話と通信をあわせても月々2000円~利用することができます。
通信量がかなり多いという方は、DMMの20Gで6790円のプランをおすすめします。
大手キャリア提供のプランと比較してみても、20Gでこの価格はかなり低価格だと言えるのではないでしょうか。
このように、速度面や価格面など優先項目の違いによっておすすめのプランも変わってきます。
利用する業者との相性もあるでしょう。
契約前にしっかり確認しておきたいですね。
■格安SIMにおけるデメリットは?
さて、格安SIMを利用するにあたり、良い面もあれば注意すべきポイントもあります。
デメリットはどんなものがあるのでしょうか?
まず、通話料は30秒ごとに20円と、多少高額になっています。
LaLaCallの固定電話へは3分で8円、携帯電話へは1分18円というプランや、楽天でんわの30秒で10円プランなどの通話プランもあるので、通話を多くしたい方はチェックしておくと良いでしょう。
最近は無料の通話アプリも豊富にあります。
こうした通話プランを利用しない場合は、SkypeやLINEなどの通話アプリを入れておくことをおすすめします。
また、格安SIMですと、キャリアメールは使えません。
ただし、特にキャリアメールにこだわる必要がないのであれば、通話にも利用できるSkypeやLINEでのチャットで代用できますので、特に問題はないでしょう。
他にも、初期設定が面倒だという声もありますが、もちろん操作マニュアルも用意されていますので、難解だということはないでしょう。
■まとめ
このように格安SIMにはデメリットもいくつかありますが、どれも代用ツールやプランが用意されていたりと、それほど大きな障害にはならないでしょう。
多少のデメリットがあっても、費用を安く抑えたい、契約の縛りや海外利用などもっと自由にスマホを利用したいという方には非常にお得だと思います。
格安SIMには続々と新規事業者も参入しています。
気になる業者があればWEBサイトからシミュレーションをしたり、カスタマーサービスへ問い合わせをしたりして比較、検討をしてみましょう。
あなたによりピッタリのプランを見つけて、楽しい格安SIMライフを送りましょう。