テレビのCMや広告などですっかりおなじみとなった格安SIM(MVNO)は、毎月の通信費が大手キャリアに比べて遥かに安くなるため、移行される方も多いのですが、「興味はあるけど、なんとなく不安で思い切れない。」と思う人も少なくありません。
そこで今回は、安心して格安SIMへ乗り換えができる方法とオススメの格安SIM(MVNO)を紹介します。
格安SIM(MVNO)って何?
格安SIMとは、MVNO(仮想移動体通信事業者)という事業者が大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から通信網を借りて低価格に通信・通話サービスを提供していることを言います。
大手キャリアと違い、通信設備などのインフラを持たないので、維持費等がかからないため、毎月の通信費を安く設定できるのが格安SIM(MVNO)のメリットですが、デメリットもあります。
格安SIM(MVNO)のデメリット
格安SIM(MVNO)のデメリットとして品質の問題があげられます。近年は企業努力の成果もあり、かなり安定はしてきていますが、どうしても通信が混雑する時間帯、昼12時前後、夕方6時前後などは、速度が遅くなり、インターネットに繋がりにくい。という状況が発生します。
また、キャリアのような実店舗を持たない事業所が多いため、サービスやサポートが行き届かないということがあるので、事前に調べて予備知識を持っておくことが大切です。
格安SIM(MVNO)へ乗り換える方法と事前準備
大手キャリアから格安SIM(MVNO)への乗り換えは従来の方法と同じで、まず、電話番号を引き継ぐために、利用中のキャリアの窓口へ電話をするかショップへ行き、MNPの予約番号を発行してもらいます。
格安SIM(MVNO)手続きの際に必要なものを揃えます
- MNPの予約番号
- 本人確認書類(運転免許証等)
格安SIM(MVNO)は月々の支払いがクレジットカード決済が大半となっていますので、クレジットカードの準備が必要です。
しかしながら、最近では口座振替が可能な会社も増えています。格安SIM(MVNO)選びのポイントとして押さえておくといいでしょう。
MNP予約番号の取得するための費用と事前準備
契約中のキャリアの方で2,000円~3,000円(税抜)の手数料がかかります。また、乗り換え先の格安SIM会社で契約事務手数料が3,000円(税抜)かかります。
しかしながら、インターネットを利用して自分で開通手続きをする場合は、手数料が0円になる場合があります。
契約の更新月に注意しましょう!
契約中のキャリアで2年契約を結んでいる場合は、更新月でないと解約金が発生してしまいますので忘れずに更新月のチェックをしておきましょう。
乗り換え前はメールアドレスに注意しよう!
格安SIM(MVNO)に乗り換えるとキャリアメール(ex.ドメインが@docomo.ne.jp等)を使うことができなくなります。
LINEやGmailの普及にともない、キャリアメールを使う人は少なくなりましたが、キャリアメールを利用されている場合は事前にGmailやYahooメールなどのPCメールアドレスに移行しておきましょう。
格安SIM(MVNO)への乗り換えと申し込みの方法
Webか店頭で可能となりますが、多くの格安SIM(MVNO)では店舗を持たないため、Webで申し込むこととなります。
手続き後数日でご自宅にSIMカードが郵送されてきますので、添付されているマニュアルに沿って開通の手続きをインターネットから指定されたサイトへアクセスをし、自分で行います。
実店舗がある場合は、直接店舗で開通手続きをしてもらうことができますので、手続きが終わればすぐに使用できます。
格安SIM(MVNO)とキャリアの合わせ方
格安SIM(MVNO)とだからどのスマホでも使えるというわけではないので注意しましょう。
各キャリアとも、回線にはキャリア独自のものがあり、さらにそれに合った端末でなければ使うことができません。
- ドコモのスマホを利用している人は、ドコモの回線を提供している格安SIM(MVNO)
- auのスマホを利用している人は、auの回線を提供している格安SIM(MVNO)
- ソフトバンクのスマホを利用している人は、ソフトバンクの回線を提供している格安SIM(MVNO)
というように考えると間違いはありませんが、端末によっては簡単にSIMカードの差し替えができないよう、キャリア側でロックされているものがあります。
しかしながら、現在はロックの解除の申し出があれば、解除することが義務づけられているので、ロックされている場合は店頭に持ち込むなどして、解除手続きをしてもらいましょう。
データのバックアップを忘れずに!SIMロック解除の注意点
SIMロックを解除した場合、端末によってはこれまで利用していたサービスの一部が使えなくなることがあります。
また、端末によっては保存していたアドレス、画像、コンテンツ、メールなどのデータが消えてしまう恐れがありますので、必ずロック解除をする前に大切なデータはバックアップをしておきましょう。
オススメの格安SIM(MVNO)BEST3
今や格安SIM(MVNO)も数多くあり、選択肢が増えたぶんどこを選べばいいか迷う人もいるでしょう。そこで比較的混雑時でも安定した通信ができ、人気のある格安SIM(MVNO)3社を紹介します。※いずれも音声付きプランでの金額です。
1.mineo(マイネオ)
mineo(マイネオ)はドコモとauプランの好きな回線を選ぶことができるのと、充実したサポートが人気です。
◆通話プラン500MB
ドコモ/1,400円(税抜)~
au/1,310円~(税抜)
2.IIJmio
IIJmioもmineo(マイネオ)と同様、ドコモとauのいずれかの回線を選べることで人気のある格安SIM(MVNO)です。
◆音声通話機能付きSIM
ドコモ、au/3GB1,600円~(税抜)
3.UQ mobile
UQ mobileはau回線にのみ対応した格安SIM(MVNO)です。また、全てのプランが通話料込みで、しかも5分以内の国内通話なら何度使っても無料と、1ヶ月で最大180分無料というプランが用意されています。
データ通信も通話も欲張ってたくさん使いたい!という人にはぴったりのプランですね。
おしゃペリプラン(5分以内の国内通話が何度でも無料!)
プランS | プランM | プランL | |
基本使用料 | 月額1,980円 | 月額2,980円 | 月額4,980円 |
月間データ容量 | 1GB2GB | 3GB6GB | 7GB14GB |
ぴったりプラン
プランS | プランM | プランL | |
基本使用料 | 月額1,980円 | 月額2,980円 | 月額4,980円 |
月間データ容量 | 1GB2GB | 3GB6GB | 7GB14GB |
無料通話 |
30分/月(1,200円分) 60分/月(2,400円分) |
60分/月(2,400円分) 120分/月(4,800円分) |
90分/月(3,600円分) 180分/月(7,200円分) |
まとめ
さて、格安SIMへ乗り換えよう!オススメの格安SIMと乗り換えの方法はいかがでしたでしょうか?
今話題の格安SIMは大手キャリアの通信網を借りているため、一部の機能が使えない、LTEのみの電波で3Gは利用できない等の制限はありますが、大手キャリアの半額以下で月々使えるというメリットがあります。
また企業努力のおかげで、年々通信品質も向上しています。それでもまだ不安のある方は、使用期限や使用データ量に制限はありますが、プリペイドSIMを試しに使ってみてはいかがでしょう?縛りもなく、気に入らなければ気軽に解約ができるのでオススメです。